福の助とプリプリ白子
ぶぐの本場、下関ではふぐを「ふく」と呼ぶ文化がある。
ふぐは「不遇」に繋がり、ふくは「福」を呼ぶことから。
諸説いろいろあるようだが、食には地方独特の文化があり、石川県でもふぐの猛毒である
卵巣を塩漬け・そしてぬか漬けにした珍味は有名。
年が明けて、おかげさまで多くの「ふく」のご注文を頂いている。
私の役目は、仕入そして水洗いと下処理の捌き。
今回の福の助(オスだからあえて)は、もうひとつの福「プリプリ白子」も連れて来た。
召し上がったお客様は、新年の「初幸福」を手にされた。
平成27年 睦月