水無月豆腐
6月は、多くの和食店で「水無月豆腐(みなづきどうふ)」
を作ります。
八松苑でも、もちろんお献立に加えていますよ。
これはオードブル、前菜の一品として・・・。
手前の白い三角が「水無月豆腐」、やさしい味の
ごま豆腐です☆
「水無月豆腐」は、京都のお菓子「水無月菓子」に
ならって作られるようになったそうです。
で、その「水無月菓子」とは・・・。
室町時代に宮中の貴族などが、旧暦の6月1日に
(今の7月1日ですね)、氷室の氷を食べる行事が
ありました。
でも、庶民にとっては夏の水は貴重で、ましてや
氷は簡単に食べられるものではありません。
そこで、宮中の行事にならって、氷をかたどった
「水無月菓子」が作られるようになったそうです。
この三角の形が氷室の氷を表し、上に乗った小豆は
昔から邪気を払う食べ物として使われています。
こちらも、八松苑の今月のお料理。
お椀の具としての「水無月豆腐」、うすい黄色の
玉子豆腐です。
薄味のだしで、素材そのものを味わってくださいね。