結婚式の朝のしきたり
昨日もご紹介した、熊本さゆりさんとお父様・お母様です。
石川県加賀地方の、結婚式当日の朝のしきたりを
さゆりさんのお写真を参考に使わせていただいて、少し紹介しますね。
お嫁さんは、自宅と新郎さんの家で
それぞれ神棚(かみだな)と仏壇(ぶつだん)にお参りをします。
一般的に、媒酌人の奥様がお数珠を渡したり
お嫁さんの”介添え(かいぞえ)”をします。
床の間には、挙式1週間前の「荷持ち(にもち)」のときに贈られた
「結納返し(ゆいのうがえし)」の品物を飾ります。
家族ひとりひとりに、豪華な水引がかかったおみやげものが届きます。
この水引は「結納」で贈られたものを”折り返し(おりかえし)”て使います。
親戚などからお祝いに頂いたお酒も一緒に飾ります。
掛け軸は、おめでたい柄のもの、
「鶴亀(つるかめ)」や「翁と姥(じょうとんば)」などを選びます。
最近は、あまり見られなくなりましたが、
媒酌人の奥様に付き添われて
打掛姿のお嫁さんが、近所へ「ご挨拶まわり」をします。
「これからよろしくお願いします」と挨拶し、
手ぬぐいや紅白のお万頭を配ることもあります。
媒酌人は、玄関で「水盃の儀(みずさかずきのぎ)」を執り行うなど、
いろいろな役目があります。
「水盃の儀」については
また次の機会に、詳しくご説明します。
八松苑では、昔ながらのしきたりを大切にしながら、
現代風にアレンジして、お客様に提案しています。
経験豊かなスタッフに何でもお尋ねくださいね。