こんにちは。八松苑の坂井里美です。
いよいよ今週末は小松市のお旅まつり。
曳山子供歌舞伎(ひきやまこどもかぶき)の上演は
平成29年5月12日(金)~14日(日)です。
今年の当番町、中町は「神霊矢口の渡 頓兵衛住家の段」
(しんれいやぐちのわたし とんべえすみかのだん)
兄を謀殺された新田義岑は恋人の傾城 臺とともに、
追っ手を逃れて渡し守の頓兵衛の家に一夜の宿を求めます。
頓兵衛の娘お舟は義岑にひとめ惚れし、義岑も心を動かされ
ますが、実は頓兵衛は義岑の兄を殺した犯人でした。
深夜、頓兵衛が義岑を殺そうと刀で突き刺しますが、
刺されたのは身代わりとなった娘のお舟でした。
頓兵衛は義岑を追いかけ、瀕死の傷を負ったお舟は
二人を逃がすために太鼓を叩いて追っ手を欺くのでした。
龍助町は「玩辞楼十二曲の内 義士外伝『土屋主税』」
(がんじろうじゅうにきょくのうち
ぎしがいでん『つちやちから』)
赤穂浪士のひとり大高源吾は、吉良邸への討ち入りの前日、
俳諧師の宝井其角に仕官が決まったと嘘をつき
別れの挨拶に訪れます。
其角が去り際に「年の瀬や 水の流れも 人の身も」と
詠みかけると、源吾は「明日待たるる その宝船」と
下の句を返します。
その夜、吉良邸の隣の土屋主税の屋敷で行われた句会で
其角から昼間の一件を聞いた主税は、真意に気付きます。
折しも聞こえる山鹿流の陣太鼓、主税は赤穂浪士の
討ち入りじゃと喜び最高の見せ場となります。
上演スケジュールです。
会場・交通案内図はこちら。
交通規制がありますのでご注意くださいね。