五前博行会
ブログデビューの本村です。
先日、いつもと違った内容の会を担当させていただき、
その中で感動したことを、皆様にお伝えします。
会の名称は五前博行会(ごぜんひろゆきかい)といいます。
ことのながれは9月15日、「同期会をするので11月29日
を予約したい」という八松苑へのお電話からでした。
その打合せで、会の由来が「航空大学校35前同期会」
であること、そして2年前に他界された同期の方を偲ぶ会
であることを教えていただき、皆さんの熱い想いを知りました。
11月29日、
前日の天気が嘘のように、暖かい日ざしがさしこみました。
10時50分飛行場へお迎え。
その後、前日から小松入りされているメンバーと合流。
11時30分にみなさんでお墓参り。
八松苑に到着。
12時30分、会のスタートです。
オープニングは、同期の方が作成されたスライドショー。
思い出の「GOOD RUCK」の曲と共に、コックピットの映像が
写しだされました。
学生会長の挨拶で開会です。
これは、この会の幹事さんが持参された品です。
「GOOD RUCK」とカーペンターズのCD、席表と歌詞がついた
式次第です。
進行も席順も流す曲も、打合せの段階から本当に細かく決めて
いただきました。
第一部は、「これまでの歩み」と題して、
スライドやビデオを交えながら学生時代を振り返りました。
続いて、各航空会社の第一線で活躍されている皆さんの会社別に
代表者が近況報告をしました。
第二部は同期を偲ぶ会!
まずは、十八番だったという郷ひろみの「2億4千万の瞳」を、
同期の方の熱唱で始まりました♪
ご親族の皆さんです。
中央には、皆さんの方に向けて置かれたお写真!
コックピットの中で、微笑んで後ろに振り向いたお姿は、
とても良いお顔をされていました。
ご友人の皆さんたちは順に席に行かれ、グラスにビールを
注いでいました。
続いて、故人との思い出を順に語っていただきました。
今回の幹事と司会を務めて頂いた同期の方です。
皆さんが故人への想いを書いた文集を作成されているそうで、
その中の一説を披露していただきました。
今までおさえていた感情が一気にあふれ、途中、声を詰まらせる
場面が何度かありました。
会場の中の皆さんも涙にあふれていました。
こちらに遊びにきたときはいつも暖かく迎えていただいた、
お母さまです。
皆さんから、感謝の気持ちのこもった花束を贈呈されました。
お兄さまから、親族を代表してお礼のご挨拶!
「今でも空を見上げています…。
皆さんもお体には気をつけて、元気に空を飛び回って下さい」
最後は、明るく全員で「お嫁サンバ」の熱唱
会は滞りなく終了しました。
その時偶然にも八松苑上空を一機の旅客機が
大きな音で飛んでいきました。
ご家族と何人の方が気づいた様子で、お兄さんが空を感慨深く
見つめていらしたお顔が脳裏に焼きついています。
今回、「熱い男たちの友情」をみせつけられた気がします。
お兄さまの挨拶の中でもありましたが、人の命を預かる大変な
仕事をされている皆さんだからこそ、チームワークの大切さなど、
厳しい訓練の中で培わされたものが身についてるのかもしれません。
飛行機が苦手な私でも安心して今回のメンバーの飛行機に乗って
旅行できるだろうと感じました。